セナンク修道院はシトー派の僧院として名高く、プロヴァンスでもトップクラスの人気を集める観光スポットです。人里離れた谷合いに位置し、夏には一面のラベェンダーが花咲く中に俊立する姿が、プロヴァンスの風景の典型となっているからでしょう。シルヴァカンヌ修道院とトロネ修道院と合わせて、プロヴァンスのシトー派修道院の三姉妹として賞賛されています。このうちトロネ修道院は1136年、セナンク修道院は1148年の創建で、シルヴァカンヌ修道院は1175年から1230年にかけての創建となっています。いずれも12世紀に一斉に創建されていますが、これは次項のシトー派の同世紀における大発展と直接関係しています。